小さいが大きな317歩目

こんばんは。富田です。

それでは、今日も学びの時間です。

◯要点〜人と違うことをやれ!〜

【考える力のベースとなる3つ素】

大部分の人が現象だけを見て、それをそのまま解決すべき問題だと思い込んでいる。自分では問題が何であるかを把握しているつもりでいる。しかし、これでは目先のことだけしか考えていない。これでは、真の解決にはならない。現象の裏、奥深くに問題の本質が潜んでいる。この問題の本質を捉えるには、「考える」以外ない。考える力のベースとなっている三つの能力を日常から磨く必要がある。その能力とは「洞察力」「発想力」「集中力」の3つである。洞察力の鍛え方の一例として、電車で向かい合った人の顔や雰囲気から年齢、職業、趣味などを推測するのである。推測しながら、どんどん考える。これを日々繰り返すのである。別に人でなくても良い。目にした物に対して、何故、そこにあるのか、そこに必要な理由などを考えることも洞察力を鍛える訓練となる。洞察力とはカンとは異なる。カン=経験☓インスピレーションだが、洞察力はパターン認識や確率性といった科学的分析の瞬間的集合といった色合いが濃い。したがって、さまざまな事象に対してかなりの数量分析をこなさなければ難しい。逆を言うと、訓練を積めば、洞察力は鍛えることができる。次に「発想力」だが、洞察力があくまでも観察の対象についてあれこれ深く掘り下げながら考えを進めるていくのに対して、発想力の訓練の場合は「自分ならこうする」という具合に、具体的に考えていくようにする。既成概念にとらわれず、子供のように澄んだ目で自由に物事を見ることを大切である。また、発想力を強化するには「非日常」大切にするこも重要である。「集中力」を鍛える。これが中々難しい。人間、集中力は長く続かない。そのため、集中力をつけるためには、長時間それを持続させようなどと欲張らず、逆にできるだけ短時間に絞ることを心がけることが大切である。集中力には「断続性」をつくるのが最も効果的なのである。

◯ 3点集約

・「洞察力」はある事象を観察し、色々と考えながら、想いを巡らすことで鍛えることができる。

・「発想力」は洞察力に鍛え方は似ているが、そこに「自分だったらこうする」という自分の考えを創り上げることが必要。

・「集中力」が断続性を作り、何事も短時間で終わらせる意識を持つことが大切である。

◯ 所感

「考える力」を養うには「洞察力」「発想力」「集中力」が必要とのこと。よく、「直感を大事に、インスピレーションを大切に」という言葉を聞くが、これは、そう簡単に鍛えることは出来ず、且つ、再現性が乏しいのではないだろうか。その点、洞察力は実際に「対象物」を観察しながら自分なりの答を導き出す。それが、正解かは分からないが、まずは、観察し考えることが重要なのだと思う。洞察力は直感と違い、鍛えることが出来るので、まずは、明日から通勤時に目の前の乗客について、ジロジロ見すぎない程度に観察してみようと思う。