小さいが大きな310歩目

こんばんは。富田です。

それでは、今日のルーティンです。

◯ 要約〜人間の魅力〜

【幹部とは決断するために月給をもらっている人である】

事業経営にあたって、優柔不断ほど罪の重いものはない。いずれかを選び、早く手を打たなければならないことだから「決断力」がいるのだ。決めなくて済むことなら、決めなくてよいはずだ。それを一日延ばしに延ばしていれば、結果が悪化するのは、火を見るよりも明らかなことだ。結果が十分にわかっていることを決めるのは「決断」とはいわない。結果がわからないから「決断」が必要なのだ。決断は知識量で決まることではない。もちろん、決断を下す前には、十分慎重に考える。重大な決断には胃が痛むまで考え抜く。そのうえで、七分の成算があれば決断を下す。決断とは実行することだ。力強い意思決定ができるのも、健康と気力の充実がもとである。決断は、「責任」をとるという覚悟がなければ、決断とはいえない。悪いときの責任は自分がとり、良かったとは功を他に譲る度量の広さと包容力と表裏一体のものである。決断力がないとタイミングをはずす。しかし、決断しなくても人生には時が解決してくれることもある。問題の性質、タイミングを考えて熟慮することが肝要である。

 

◯ 3点集約

・決断とは限られた情報の中でやるかやらないかを決めること。全ての情報が揃ってから決めることは「判断」にしかならない。

・決断には「責任」と「覚悟」が必要。決断力を高めるには「胆力」を鍛えなければならない。

・良い時は周りのおかげ、悪い時は自分の責任と本気で想えるようになるまで、自分自身を磨くことが大切。

 

◯ 所感

「全ての因は我にあり」。この言葉を四六時中意識して、行動に移せる人は果たしてどれだけいるだろうか。残念ながら、今の私は四六時中、この言葉を意識して行動まで、移せてはいない。でも、このような人に本当に成りたいと思っている。良い時は周りのお陰、悪い時は自分の責任。決断する時、覚悟をもって臨む事ができれば、自分の責任だと心の底から思うことが出来るはずだ。少しでも、他責が顔を覗かせば、周りのせいにしてしまう。自分との約束を守り、自分にも、周りの人にも誠実にあり続けることを意識して生活することで、決断力が高まっていくのではないだろうか。私は、前職での社訓を今でも覚えていて、この社訓を意識しながら仕事をしている。

一つ、我誠実に背くことなかりしか。

一つ、我勤勉に欠くことなかりしか。

一つ、我信用を損なうことなかりしか。

当たり前のことかも知れない。でも、この当たり前をいつ何時も当たり前に出来る人は意外と少ないと思う。当たり前の事を、当たり前にやり続けること。この、やり続けることが大切なのだ。