小さいが大きな249歩目

こんばんは。富田です。

今日も「エッセンシャル思考」の一言集約と井上コーチのワークを。

○ 一言集約〜エッセンシャル思考より〜

何かを選ぶということは何かを捨てるということ。戦略には選択とトレードオフがついてまわる。あれも、これもという風にすべてのものを同時に実践することは出来ないのである。トレードオフの無視して、すべてをやろうとすると結果、すべてが中途半端になりどれも結果を残すことが出来ない。企業のバリューステートメントでも同じである。「顧客、従業員、株主の皆様をもっとも大切にします」というステートメントをよく見かけるがいざと言う時に、どれを最も優先にするかが見えてこない。大切なのは、このいざという時に行動できるように予め、優先順位を決めておくことである。緊急時に迫られた時の判断がブレないように優先順位が必要なのである。トレードオフから目をそむけても、トレードオフから逃げることは出来ない。非エッセンシャル思考の人は「両方できる。どうすれば全部できる?」と考えるが、エッセンシャル思考の人は「何をとり、何をすてるか?何に全力を注ぐか?」を考える。

 

私も同時にすべての事を完璧なクオリティーに仕上げることは難しいと考えてしまう方です。何かやるということは何かをやらないということなんです。だからこそ、有先順位を明確にしておかなければなりません。また、自分以外の人でも出来るのであれば、周りの人に任せることも必要です。会社としては、問題が起きた時、問題が解決すれば良いのであって、誰がやるかは重要ではないと私は思います。例えば、緊急時の問題に対して、上長から対応をお願いされたとしても、自分の現在の業務量を考慮して、キャパ的に対応が難しいと判断したのであれば、「今のままでは私は対応出来ません。但し、〇〇を他の方に託してもOKなら対応できます」というように、自分の状況を把握し、上長に伝えれば良いのです。その後の判断は上長してもらえば良い。大切なのは、今の自分の状況をしっかりと認識した上で、上長に自分の考えを伝えることではないでしょうか。トレードオフ。全てを同時にではなく、優先順位をもって一つ一つをやり切ることが大切なのではないでしょうか。

○過去から現在に繋げるワーク

「視座が変われば悩みや問題は解決する」

私がチームリーダになって初めて「人間関係」というものに悩みました。私がチームリーダーになったことを面白く思わない先輩が私に対して急に態度が変わってしまったんですね。極端に話し掛けられることが少なくなり、私から話かけても酷い時は無視されるような始末。コミュニケーションが取れないと仕事が上手く進むわけもなく、また、無視されることでメンタル的も疲弊していました。それでも、頑張れたのは「クライアント」の存在なんですよね。その当時はODM事業の研究部門でのリーダーも兼ねていたので、頻繁にクライアント先へ営業と共に同行し、クライアントの要望を伺っては、クライアントの望む製品を作りたいという一心で仕事をしていたんです。そのため、次第に私は社内よりも社外への意識が高くなっていきました。その結果、今思えば当たり前なのですが、仕事は誰のためにしているのか。給与は誰から頂いているのか。給与は会社からではない。クライアントから頂いているのだ!私は、会社で出世したくて仕事をしているわけじゃない。クライアントに喜んで欲しいから仕事をしているんだ!ということに気がついたんですよね。それに気がつくと、チームリーダーという社外の方にとってはどうでも良い肩書に固執している先輩に対して、なんか冷めてしまったんですよね。なんで、俺はこの先輩に対して、怯えていたのだろうと。言葉は悪いのですが、見ている所が違うのだから気にする必要はないなと思うようになりました。そこからは悩んでいたことが嘘のように、一気に自分がこの先輩にどう見られようが、どう扱われようが関係ない。クライアントが第一優先なんだから、言うことは言うぞ!!という気持ちに変わっていきましたし、そのような気持ちや態度で先輩と接するようになったんですよね。すると、不思議なことに先輩の態度も軟化し、今まで以上のコミュニケーションが取れるようになり、仕事も円滑に進むようになっていきました。

悩みや問題は視座を高くすることで解決する。悩みがあるときこそ、今の視点からではなく、一つ、二つ高い視点から物事を見ることが大切。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!!