小さいが大きな206歩目

こんばんは。富田です。

今日は、一昨日から読んでいた本を会社に忘れてきたため、自分の昔話をしようかと。

このブログで何回か触れていますが、前職ではサロン専売品のヘアケアメーカーに研究職とし勤めておりました。このヘアケアメーカーに就職する際、私にとってはちょっとしたドラマがありましたので、今日はそのお話を。

2008年。まだ、リーマンショックで世界中が戦々恐々とする1年前。この当時は、売り手市場で学生にとって有利な時代でした。私は、元々、学生時代に毛髪に関する研究をしていたので、そのまま、化粧品メーカーに入社してヘアケア製品を作りたいと思い就活に励んでいました。なので、業界は化粧品業界一本!!その時は、他の業界に全く興味がなかったんですよね。就活している時から、自分が化粧品業界で働いているイメージしかありませんでした(笑)。会社の大小に関わらず、色々な会社を調べてはESを書き、提出するを繰り返していました。ESを提出した大手化粧品メーカーからは1次選考の案内がありましたので、受けさせていただきました。1社目は自分がやりたいことを熱く語ったのですが、面接官から「富田さんみたいな方を弊社は求めておりません。私どもは、幅広い分野で活躍できるユーティリティープレイヤーを求めております。ですが、富田さんのような方を欲する企業はあると思いますので、就活を頑張ってください。」と淡々と言われたのを今でも覚えています。その時の私は、正直、何と返答するのが正解か分からず「はい!分かりました!!率直なご意見をいただきありがとうございます!!今後の就活に活かしていきたいと思います!!」と正直な気持を面接官に伝えたんですよね。すると面接官も「正直な富田さんならきっと大丈夫です!就活頑張って!」と応援をいただきました(笑)。その時はその会社を落とされたという悔しさや「何だあの担当者は!」という怒りに似た感情の方が大きかったと思います。ですが、結果として、この1社目の面接官との出会いが、その後の私に大きく影響を与えます。

正直な所、この面接官にお会いするまでは、「会社に入れればまぁいいかと」少なからず思っていたふしがありました。でも、そうではなく、「会社に入った後に何がしたいのか。何を残したいのか。」これが重要であると明確に定まったんですよね。今振り返るとバカ大学生丸出しですが、当時の私にとっては大きな大きな気付きでした。ここから、就活に対する姿勢が変わっていきます。会社の大小ではなく、自分がやりたいことをどれだけできそうか、どれだけ経験を積めそうか、社風が自分に合っていそうか。など、自分本位ではありますが、どれだけ自分の人生にとってプラスになりそうかを考えながら就活をしていました。受動から能動に変わった瞬間でした。能動に行動が変化すると、就活が楽しくなっていき、積極的に色々な情報を取りにいっていました。知らないことを知ることが楽しかったと記憶しています。今、振り返ると就活の中でも、人として成長していたんですね(笑)。

面接官も私が1社目の会社に入社したらお互いに不幸になること分かっていらっしゃったのだと思います。今ならそれが分かりますよね。定期的に自分の昔を振り返ると、色々と気づくことが出来ますね。

ということで、この就活の話は長くなるので、何回かに分けて投稿します。

今日はここまで。続きはまた明日!!