小さいが大きな227歩目

こんばんは。富田です。

今日も過去の振り返りを。入社8年目にして会社の”人事”というものが私に降り掛かってきます。PBチームでリーダーをされていた上司が会社の都合により異動することになります。その異動について、私は上司の異動の一年前から聞かされていました。つまり、一年後は「お前がリーダーになるってことだぞ!」ということです。前職の会社では、能力が伴ってなくても、立場が人を作るという考え方でしたので、まずは、良さそうな奴を一旦、その立場(リーダー)に置くというのが会社内で一般的でした。当時の私は能力の見合ってない人が上に立つと大変なんだから、ちゃんと能力のある人が上に立って欲しいという生意気な考え方をしていました。会社というものがまだ分かっていませんでした(笑)。そんな、私は入社7年目にして、翌年は自分がチームリーダーになるんだということを知るんですよね。言わば、内示です。当然、私は浮かれます(笑)。何だかんだ言って、出世は出世ですからね。まぁ、役職に何かチカラを感じていた、本当に勘違いな社会人の典型ですよね。そんな邪まな考え方だったので、当然、その1年間で自分から何か進んで学ぶことはなく、いつもの延長線で仕事をしていました。特に、人の上に立つということに対する学び等は何も行ってはいませんでした。ただ、目の前にある仕事だけは妥協せずに、懸命にやり遂げていた記憶はあります。また、この頃、自分が所属する以外の部署や他の事業部の方々と色々なキッカケで繋がっていきます。この横の繋がりが後々のわたしの仕事観に大きく影響してきます。それは、また、後ほど。

話は戻りますが、1年前に聞いていた上司の異動が迫って来ていたため、部署内全員にその異動と後任が私になることを伝えるため、部署内の定例の報告会が開かれました。部長が「〇〇さんが定年退職するため、現在PBチームの〇〇さんが異動となります。そのため、後任は富田さんとなります。」と発表した瞬間、場が一瞬にして凍ったんですよね。は?なんで富田?っていう空気です。私は入社8年目。しかも、製品開発に異動になってまだ4年程。入社当時から製品開発に所属していた先輩からしたら面白いことなんて一つもないんですよね。。いや〜、今思い出してもあまりの空気感で思わず笑ってしまいます(笑)。この私の出世に納得がいかなかった先輩によって、私は半年程、仕事がし難くなります。本当に漫画かなという位、私に対する態度が役職が付く前と全然違うんですよね。極端な言い方をすると、今まで1日100回くらい会話をしていたのに5回くらいに減っていました。こうなるとコミュニケーションなんて取れません。ギリギリ仕事に影響が出ないくらいの会話しか成り立たない状況です。当然私は悩みます。自分はコレだ!!という軸があった訳でもなかったので、先輩の機嫌を取りにいったり、上司として先輩にお願いしたいことも依頼出来ずに、自分が終わりまでやったりと、今では考えられない仕事の仕方をしていました。それでも、なんとか耐えることが出来たのは、1個上の先輩(当時、私と同じ役職)がよく私の話を聴いてくれたからなんですよね。私の愚痴をただただ、聴いてくれて、間違った方向に行こうとすると「それは違う。」としっかりと正してくれる。当時の私にとって、この先輩は道しるべになっていました。この先輩がいたから、シンドイこの時期もなんとか耐え忍ぶことが出来たのだと思っています。しかし、この耐え忍んでいた時期はそれほど長くはありませんでした。色々な経験とあることがキッカケでそんなことで悩んでいることがバカバカしくなり、そんなことを考えずに仕事が出来るようになりました。そのキッカケについては、また次回で!

本当に、色々と自分自身を振り返ると要所要所辛い時に必ず”人”が助けてくれていました。この人との巡り合わせの”運”は祖先に感謝です!!