小さいが大きな223歩目

おはようございます。富田です。

今日も過去の振り返りを。入社6年目にして初めて人間関係に悩み、また、同時にプロジェクトも上手く進んでない私の毎日は全てがモノクロに見えていました。考え方もネガティブになり、本当に会社を辞めたいと思っていました。でも、当時、子どもが生まれたばかりだったこと、また、「会社を”嫌”で辞めて別の会社に行っても、結局、また何か”嫌”なことがあれば辞めてしまう。だから、何かが”嫌”だからという気持で会社を辞めることをしてはいけない。」という本の一節に妙に納得してしまい、「今、会社を辞めたら”嫌”なことから逃げ出すことになる。”嫌”なことから逃げ出すのではなく、”嫌”なことと向き合い、解決してから、それでも会社を辞めたいとの想いがあれば会社を辞めよう!」と自分自身に言い聞かせていました。かと言って何をすれば事態が好転するかも分からなかった私はただ、コウモリのように先輩と話す時は何か言われるのが嫌なので「あっちの人たちは無茶言いますね」と、会議参加者と話す時は「研究内で話すと難しいと言われまして。。」と。。

全くもって会議に要らない人材となっていました。。自分自身も何がしたいのか分からなくなっていました。。そんな事が続いたある会議の時、会議参加者の1人である社外の美容師の先生から「毎回、こちらから案を出しているのに、トミーはいつも難しいとか剤がとかいうよね。でも、それじゃあ私が会議に参加する意味ある?出来ない出来ないだけいうなら、もう辞めた方がいいんじゃない?」とのお叱りを受けました。。今だからこそ、「お叱りを。」とか言えますが、それを言われた同時の私は「あっ。終わった。。会社辞めなきゃいけない。」と本気で思いました。自分が原因で会社が契約している美容師の先生を怒らせてしまった訳ですから。。今まで、経験したことのない余りの衝撃に一言も発する事が出来ませんでした。結局は、会議に参加している周りのマーケティングや営業の方々に助けられる形でその場はなんとか収まったのですが、次の会議ではなんとしても結果を出さなくてはならず、その後会社に戻った後で、先輩に何を伝えたらいいのか、どうしたら先輩と一丸となってこの難局を越えることが出来るのかを帰りの新幹線で必死になって考えたのですが、いい案が生まれる訳もなく、あったことをそのまま先輩に伝えるしかありませんでした。正直、その後、先輩にどのように伝えたのかは覚えていません。ただ、それを伝えた1週間後位で先輩から思いもよらない一言が飛び出します。それは、、「トミー、ごめん!私が悪かった!」という一言です。それを聞いた私は思わず「えっ?何がですか?」と驚きのあまり聞き返していました。そりゃ、そうです。入社15年過ぎで、今まで色々なブランドの立ち上げやいくつとの製品を開発してきた先輩が、まだなんの実績もなく、美容師の先生を怒らせた私に謝ってこられたのですから。驚いている私に対して先輩は「ごめん!私が間違ってた。トミーにこのプロジェクトのリーダーをやってみなさいと言ったにも関わらず、トミーの想いとか会議参加者の想いにしっかりと聞かずに自分の今までの経緯で判断してた。トミーに任せると言ったにも関わらず私が出しゃばり過ぎてた。本当にごめんなさい!」と続けて私に先輩の想いを話してくれました。この一言で状況は一変します。その続きはまた明日!