こんばんは。富田です。
それでは、今日も「心理的安全性 最強の教科書」から。
よく、「失敗は大歓迎」「失敗しないと成長できない」「チャレンジするから失敗もす
る」とか聞きますし、メンバーにそのように伝えてないでしょうか。
自分が若い時、上司にこのように言われて、何だ失敗しても良いんだ!
んじゃ、色んなことを片っ端からやってみよう!と思い、仕事をして、
いざ、失敗すると上司から「なんで、こんなことになった?」「なぜ、そんなことを
した?」と言われて怒られ、「えっ。失敗してもいいって言ったじゃん!!」と
戸惑い、結果、「やっぱ、失敗は駄目なんだ」と思い、思い切ったことが出来なく
なって行ったのを覚えています。今では、色々な経験をして、そのマインドは薄れてい
ますが。。
本書では、まずはどんな失敗はOKなのかをメンバーに明確に伝えることが、
大切だと説いています。OKな失敗とは「仮説検証が可能な失敗」です。
この「仮説検証が可能な失敗」とは、その仮説が正しいか、正しくないかを
検証する過程で起きるものなので、その失敗自体が解決策の糸口になります。
つまり失敗=終了ではなく、失敗→次の対策を打つ→仮説立証と立てた仮説が
立証(成功)できるまでやりつづける事ができれは、それはOKな失敗と
なります。というか、もはやそれは失敗ではなく「結果として違った」という
だけになりますが。。
逆に、NGな失敗は「2度めの失敗」です。同じ失敗を繰り返している=その失敗は
無駄ということです。2度めの失敗を起こさないように、自分自身として、
仕組みを作らなければなりません。
組織で起きた失敗を個人に負わせることは簡単ですが、そもそも、失敗が
起きる、または、その失敗が繰り返し起きる場合は、仕組みに問題があると
マネージャーは疑わなくてはなりません。
失敗やミスが起きた時、人を責めるか、仕組みを作るかでその後の組織や
メンバーの成長が大きく変わるのではないでしょうか。