小さいが大きな163歩目

こんばんは。富田です。

今日は、私の過去のことについて少し、触れてみたいと思います。

自分の過去を振り返ることで、その時は分からなかったことが、見えてくると最近に

なって気づいたんですよね。しかも、振り返る時の自分の状況によって、

捉え方が違ったりする。なので、自身の過去について、それも失敗した!と

思うことについては、定期的に触れていきたいと思います。

私は過去に「適応障害」になったことがあります。

適応障害」になった当時は、周りや医師から「仕事をやりすぎたんだね」「完璧主義

の人がなりやすいから」「責任感の強い人はなりやすいんだよ」など、多くの慰めと、

励ましの言葉を頂きました。

当時の上長からも「貴方は仕事が早いわけでもないし、出来る方でもないかも

しれないが、責任感と使命感は持っている。だからこそ、周りが認めてくれている。

それはずっと忘れないように。」と言われていて、不器用ながら会社のため、社員のため

お客様のために出来ることを全力でやろうとの想いだけで仕事をしていました。

現に、前職では親会社から子会社へ出向した約2年間は、前任者が残した負の遺産

片付けることで精一杯でした。前向きな仕事ではなく、ひたすらマイナスを消していく

仕事です。これは、今思い出しても、よくやれたなと自分でも本当にそう思います。

子会社の体制を変えてやる!と意気込んで出向したにも関わらず、マイナスの精算を

ひたすら続ける日々。なんで、私が前任者のツケを払って、しかも、そのことで私が

悩み、上長からも叱責されなきゃならないんだ。理不尽にも程があるだろう!なんて

思っていました。でも、私はその理不尽に対する怒りが長く続くタイプでもなく、

怒りをパワーに仕事をするタイプでも無かったので、段々、もう前任者がどうとか

関係ない。次、ここに来る人だけには俺と同じ境遇にしてはならない。

今、私が出来ることは全てやらなければ!と思うようになったんですよね。

なので、会社を辞める1年前に社長に辞意を伝えて、1年間かけて引継ぎさせてくだ

さいと社長にお願いしたのを覚えています。

しかし、結局、引き継ぎの途中で「適応障害」が発症してしまったんです。

今か考えても、何故、あのタイミングだったのか分かりません。

自分ではなんとなくトリガーは「あれかな」と思うところはありますが。。

ただ、予兆はありました。

症状が発症する約半年以上は寝付きが悪くなり、早期覚醒により上手く寝れなくなり、

朝起きることができなくなっていました。そのため、昼間、仕事をしていても強烈な

睡魔に襲われるなどの身体症状は出ていたんですよね。

でも、当時の私はそれがなんなのか、私はそのような精神疾患にはならない。と、

たかをくくっていたので見てみぬふりをしていたんですよね。

自分を自分で誤魔化していました。自分と向き合おうとしなかったんですね。

結果、休業する羽目になりました。。

でも、今はあの時の数カ月は本当に地獄でしたが、良い経験だったと素直に言えます。

自分で言うのも変ですが、以前に比べ人の痛みが分かるようになりました。

また、自分のキャパも明確に知ることが出来たんですよね。

キャパを知る=自分と対話することだと私は思っています。

なので、なるべく自分と向き合う時間を取るように心掛けています。

このブログもその一環です。自身の失敗は成功するための通過点ですよね。