小さいが大きな119歩目

こんばんは。harunoriuesugiです。

今日は少し私の昔話をしたいと思います。

最近、会社にいる1年目のスタッフに対して、

マネジャーが「もう一年も経つのに業務の流れを何もわかっていない」という

言葉を耳にしました。それを聞いた時、ふと自分が社会人1年目だった時は、

どうだったかなと思い出しました。結果、明らかに今の会社の1年目のスタッフより

仕事が出来ていませんでした。1年めの時は完全に会社と世の中を舐めていましたね。

大学院を卒業していたこともあり、変に、大学卒よりも俺は出来るぞ!そもそも、

大学で毛髪の研究をしていたのだから周りとはスタートラインが違うんだ!(前職は

ヘアケア製品の製造・販売するメーカーに勤めていました)とか思っていました。

思いだすだけで、顔から火が出るほど恥ずかしい、勘違い野郎でしたね。

でも、その勘違い野郎は1年も立たずして見事に挫折します。

最初の1年は「基礎研究チーム」といって、

毛髪の物性(硬さや太さなど髪が持つ性質を測る)や新たなダメージの測定方法、

新たなダメージ補修成分の探索などを行うチームに配属になりました。といっても、

前職は所謂、コネ入社みたいなところがあり、私が所属していた大学院の研究室と前職

の会社が共同研究をしていたため、そのまま、大学で研究していたテーマを持って会社

に入社していたんですね。この時、私は新たな毛髪補修成分の研究を行っていました。

簡単に説明すると、毛髪とはそもそも死んでいる細胞の集まりのため、ダメージをした

ら基本、元には戻りません。ですから、巷に出回ってるダメージ補修というのは、再生

ではなく、あくまでも擬似的な成分で補っているに過ぎません。

しかし、当時の私が研究していた新規補修成分は毛髪内部と反応し、毛髪の成分である

シスチンを増やし、毛髪の強度をダメージ前に戻すというものでした。

(まぁ、ちょっと盛ってますけどね。)

自分では結構頑張っていたつもりでしたが、今、思い返すと基礎研究に一番必要な

「終わりを決めて」仕事が出来ていませんでした。つまり、目標が明確でないまま

目の前にある作業に没頭していたんですよね。。これじゃ、結果は出ませんよね。

でも、当時の私は、「どうして一生懸命やってるのに結果が出ないんだ!また、報告

会で報告することがないから部長に怒られる。そもそも、結果の出ない研究を渡してい

る会社が悪いんだろ。」など典型的な自分しか考えていない、他責のクソ野郎でした。

当然、仕事は面白くありません。だから、いつも早く土日が来ないかなと思って

ましたし、サザエさんを見るのが本当に嫌でした(次の日、会社に行かなければ

ならないから)。また、私は前職の土地に縁もゆかりも無かったため友達がいません

でした。なので、しょっちゅうパチンコやお金があれば京都や大阪に車で旅行に行って

いました。

兎に角、2年目までは本当に仕事が楽しくなく、労働をするために会社に行っていま

した。よく考えると、前職のその時の上司はよく私を残してくれたなと思います。

でも、地獄の日々から抜け出すキッカケと出会うことになります。

そのお話しはまたの機会に!

 

今日はここまで。それでは、また明日!