小さいが大きな30歩目

こんばんわ。harunoriuesugiです。

それでは本日の一言集約&感想です。

 

本のタイトル:部下のポテンシャルを引き出す最強教育術 対話型マネジャー

一言集約&感想:

① 相手にしゃべってもらうには「相手の話に反応する」ことが大切である。以下に、反応に関して、方法を紹介する。

1.沈黙:相手にじっくり考えさせて、自分はゆっくり待つ。沈黙こそ、相手が考えている良い時間と捉える。

2.うなずき:話のタイミングに合わせてうなずき、リズムをつくる。相手の話すリズムに合わせて、一定の調子ではなく強弱をつけてうなずくと良い。

3.表情:自然な笑顔・口角を上げて、目じりを下げるイメージ。自分が硬い表情をしていると相手も硬い表情になる(ミラー効果)。にっこりと自然な笑顔で。

4.あいづち:相手の話に調子を合わせて言うちょっとした言葉。「それいいね」「おもしろい」など、心の底から嘘のない相づちを入れる。

→「沈黙」はついつい恐れがちですが、「できるリーダーは「これ」しかやらない」「人を動かす」にも同じ様に沈黙が大切であるとありました。沈黙は相手が考えている良質な時間であることを意識していきたいですね。

② 「相手の話を返す」このスキルも大切である。

相手が話している中でキーとなる需要なポイントや大きく気持ちが入っているポイントについては「●●なんですね」というように相手に返す。具体的には以下の3つの返しがある。

1.共感の返し

相手が感情的なとき、つまり怒ったとき、悩んでいるような時に、感情に合わせていくことで信頼関係を高める効果がある。感情には感情で返すことがポイント。

2.整理の返し

相手が早口で話しの展開が早い時、丁寧に話しを進めたい時に活用する方法。「つまり●●ということ?」「●●でいうと?」など、要約や確認を行い、相手の話しを整理することで、相手に気づきを誘発させる。

3.肯定の返しと反転の返し

相手の話しを元に加工して返すことで、相手の思い込みに対して、新しい意味を見出してもらう。相手の良い部分については、強調、声のトーンを高めるなどして増長して返す。反転は相手の言っていることに対して別の側面から見て伝える方法。

 

話しを返すことによって、相手はつい喋ってしまう。それにより、相手はどんどん思いつきを得ていき、ことさら問題を「解決」しなくても「解消」されていく。逆に、毎回問題の解決モードで話しをすると、相手の自己解決する機会を潰してしまう。

→相手に喋ってもらうことは、相手が自己解決する手助けになるんですね。自主性や自己肯定感の向上にもつながる話ではないかと思いました。相手の事を思って、助けたと思ったことが相手の成長の機会を摘み取っているんですね。コーチング。時と場合にもよりますが、人の成長を促すにはコーチングが大切なんですね。

 

③ 「相手に質問する」このスキルも大切である。

人は事実を自分のフィルターを通して認識している。そのフィルターは人それぞれ異なり、無意識にフィルターをかけているため間違いや齟齬がおきる。フィルターは言わば思い込みともいえる。その思い込みがどのように作られたのかを深堀しかくん因することが重要であり、それを実施する方法「具体化質問」である。

1.促し

話し始めなどまた対話が温まっていない時に活用するとよい。例えば、「もうちょっと聞かせてもらってもいい?」「それでそれで?」など

2.深堀り

相手に対して具体的な質問をしていく。例えば、「具体的にいうと?」「例えば?」など

3.定義

話しながら言葉の意味を明確にしていく。例えば、「本当に?」「あなたにとって〇〇ってどういうこと」など

 

相手に質問をする場合のコツとしては、質問の前に相手に合意を取ることも必要。質問とは相手の思考を方向づけることであり、相手に対して答えを要求している。つまり、質問とは体のいい「命令」であるので、「今日は今後のキャリアについて一緒に考えていきたいので、色々と質問してもいいかな?」というように先に相手に質問に対する合意を取る。

→相手の質問は相手が奥底で考えていることを引き出すスキルなんですね。自分が理解するための質問もそうですが、相手が自分自身を理解する上でも必要なことなんですね。

 

★今日の化粧品の豆知識

今日は香料についてお話しします。昨日もお話ししましたが、香料は一般的に油に近い成分で作られています。皆さんが使っている香水も香水といいながら、一般的にはエタノールなどの溶媒で希釈されています。皆さん、ご存知かも知れませんが香りには、「トップノート」「ミドルノール」「ラストノート」という形で経時で香ってくる香りが異なります。簡単にいうと、香りにも「軽い」「重い」があり、香りが「軽い」ほど、揮発しやすいため最初に匂いを感じ、香りが「重い」ほど、揮発しにくいため最後まで香りが残ります。普段、香水を使われている方なら、なんとなく分かるのではないでしょうか。ちなみに、一般的に「軽い香り」トップノートの香りはオレンジ、レモンなどシトラス系が多く、ミドルノートにはローズ、ピーチ、ラズベリーなどの甘いフローラル系が、ラストノートはサンダルウッド、バニラなどのウディーなムスクのような重い香りがベースとなっています。これらの香りを合わせて様々な香りが作られています。ちなみに、良い香りは、大抵、単品で嗅ぐと「うえっ!!」となるような香料の原体が配合されています。例えば、シャネルの「No.5」にはジャコウネコという動物のアソコ近くにある「会陰腺」から取れる香料「シベット」が使われているが、単体で嗅ぐともの凄い臭気を発するが花の香りを引き出す効果があるそうです。世の中に、不要なモノはないのかもしれません。

 

本日は以上です!それでは、また明日!